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まんがとか

 衛藤ヒロユキの「がじぇっと」を読んだ。とても面白かった。皆読め!

 衛藤ヒロユキはドラクエ四コマ描いてる頃から知ってるけど、当時はただの狂人だとおもってたが、「魔法陣グルグル」を経てギャグもストーリーもいいものを作るようになったので、ものすごく化けた人だと感じる。
 大根を持って「ふんどし!」とかやってた人と、思春期の少年少女の切ない心を描写する作品と、同一人物とは思えん。(画力も猛烈に上がってるし)

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 この伝説の「ふんどし!」、ネームの段階で最初は編集者に注意されて描かない事になってたが、その後ごり押しで説得して掲載にこぎ着けたようである。

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ジョジョ第三部にみる敵の演出

 ジョジョのアニメが第三部、エジプト編ダービー兄まで進んでいる。
 敵の中で誰が強いか、というのは諸説あるしファンによって考え方も違うけど、私は、九栄神スタンドの中ではダービー兄が最強の一角だと思う。
 彼は賭け事をして、勝ったら魂を奪うという地味なスタンドだが、知略で並ぶもののなかったジョセフにジョジョ作中唯一駆け引きで勝った男だし、その後の承太郎とのポーカー勝負も、ブラフに負けずに一言「コール」と言う勇気さえあれば、主人公勢全滅で第三部完になっていた。そう言う意味では、大金星に最も近かった敵ではあった。

 九栄神でやり手といえば、ンドゥールとアヌビス神、ペットショップとダービー弟くらいまでだろうけど、ダービー弟は能力に恵まれているだけのただのゲーマーだし、ペットショップはイギーとタイマンだからもりあがっただけで、実はそんなに強くない気がする。となると、戦闘能力ではやはりンドゥールかアヌビス神がツートップなのだが、この二人、エジプト上陸序盤でやられるのね。ポルナレフがせっかく「エジプトに来て敵が強くなってる」と言ってくれたのに、最強格が先にきて、もう倒したっていう。
 
 少年漫画の王道で、特にジャンプコミックスで顕著なのが「敵がどんどん強くなる」というもので、ジョジョも第三部までは例に漏れず、エジプト前と上陸後で敵の序列が変わっている。それまでは「タロットカード」の暗示を受けた敵(例えば「塔」の能力を持つ、とか、「女教皇」の能力を持つ、とか)だったが、エジプト上陸後では九栄神という、謎のカードになる。ほんとに「九栄神」は実際にないのだ、似た名前のカードはあるが……だが作中では「タロットの紀元」と設定され、上陸後最初に敵対したンドゥールとの戦いでは花京院が重傷、車が大破、アブドゥルも首を切られるなど壊滅的被害を受け、これからの戦いの苛烈さを印象づけた。その次の戦いアヌビス神(正確にはオインゴ・ボインゴの襲撃を受けるが、主人公勢は認識してない)では承太郎が重傷というありさま。

 これに関しておそらく、制作者側、荒木飛呂彦氏や編集者が、「敵を強くするペースがまずいんじゃないか?」と思ったかと、私は感じるのである。このペースで、まだ九栄神もぜんぜん消化してないのに、ラスボスDIOまでインフレが進むと、主人公の成長が間に合わず、勝てない。ジョジョはドラゴンボールじゃないから、一週間かそこらで戦闘力が20倍になったりはできないのである。
 そこで、マライアやアレッシーなどは地味で嫌な能力に抑え、ダービー兄は殴り合いとは別の強さで魅せ、ペットショップは演出上強くて危険な相手に仕立てた。といったところか。ただダービー弟だけは、本当に最後の九栄神なのにこれかよ、という感じはしたが。

 それで結局、実力でアヌビス神より強い奴は出てこずじまいだったが、直前の直前で別格な奴が出る、というのもジャンプではたまにある。
 ジョジョ第三部でいうならヴァニラ・アイスだし、「とっても!ラッキーマン」のさっちゃん編でも「越谷太郎」というのが登場し、主人公たちに猛威を振るった。
 これは、更にこの後、その上を行くボスが控えている……という緊迫感を演出するのに非常に適しているが、あまりに強すぎた場合うまく行かないこともある。ジョジョではDIOはやはり圧倒的に強いし、能力も謎めいていたので、ヴァニラ・アイスとの見せ方の関係は成功していたが、越谷太郎はさっちゃんに比べて強さが目立ちすぎていた。当のさっちゃんは強いには強いのだろうけど、能力がチートな上に地味で、戦闘シーンがのっぺりしていたのである。だから並みいる主人公たちを片っ端からボコボコにしていった越谷太郎のインパクトにどうしても劣ってしまったという点は否めない。

 だがまあ、結局ある程度戦闘力インフレするとどうしても殴り合いになってくるなか、「あくまで賭け事勝負」という、能力バトルものにあるまじき清々しさで戦うダービー兄弟はちょっと異質というか、変だよね。ジョジョは4部以降、スタンド能力が複雑化、多様化していったが、ここまで変なのはジャンケンで勝負するジャンケン小僧くらいしかいないんじゃないかな。でもそれはダービーの下位互換能力なので、それにとどまらずこういう変な能力がもっと出てくればいいな、と思うよ。8部は読んでないから、もしかしたらもうあるかもしれんけど。



「進撃の巨人」について考える

 村上隆氏が「進撃の巨人」についてコメントしている。


「憂鬱な漫画だ。突然出現した巨人が人間を捕食するのに、なぜそうなのか誰も分からない。
 漫画自体は独特だけれども、日本でこの漫画が爆発的な人気を呼んだのも独特の現象だ。
 結局この漫画が日本の若い世代の現実だということだ。人間は巨人から身を守るために
 積み上げた高い壁に閉じ込められて無気力な生活を送る。その限定された安全でさえ、
 いつ巨人が壁を取りはらって攻め込むかも知れない恐怖と共存している」



 それを受けて記者が以下のように書いている。


この話を聞くと『進撃の巨人』が韓国の若い層の間でも人気であることが理解できる。
彼らも“壁”に囲まれた社会、“良い働き口”が不足して青年の失業が増加し、階層アップが
難しくなった、閉じられた社会に生きているではないか。
その上、北朝鮮の挑発威嚇、周辺強大国(※皮肉にも『進撃の巨人』が出た日本も含まれる)との
政治的摩擦なども、見えない“壁”や“恐怖の巨人”として作用している。



 この記事は村上氏の訪韓を期に書かれたので韓国の若者が話題になっているが、まあ日本にも言えることでしょう。まあ、アナロジーでとらえるとそうも読めるということですね。


 私は「進撃の巨人」はニコニコ動画でアニメを見ているけれど、まず思うのは、巨人という存在は、理解も共感も不可能という、まさに典型的な「他者」だということ。

 作者の諫山創氏の体験談でよく見るのは、子供の頃は体が小さく、地域の相撲大会で体重が軽いせいで負け続け、「集団のオスの中で劣っている存在と認識した」というもの。
 また、並べて述べられる体験は、深夜のネットカフェで働いた時、客からいきなり胸ぐらをつかまれたことがあったとのこと。「意思の通じ合えない人間の怖さを感じた」と。
 そこらへんのことが作品に投影されているという。

 まず言っておくと、他者というのは「私」が了解しようとしても、絶対に了解しえないものが残るもので、その存在からして絶対に分かり合えないものであります。ので、「私」がそれでも他者を容認するというのが倫理のひとつの形となってはいるのですが……

 そういう論点で読み解くと、「進撃の巨人」の物語構造は、「理解も共感もできない奴らは、意味不明な理由で我々に害をなすから、やられる前に皆殺しにするべきだ」という、いささかさもしい骨格が見えてくるわけで……。レヴィナスも「他者は私が殺したいと意欲しうる唯一の存在者なのである」って言ってるよ。その感情にまかせていいの、世界。

 まあ、どうもこの漫画を生み出すエネルギーの原動もどうやらルサンチマンぽいのでいたしかたなさそうですが、しかしアニメを見る限りキャラクターは魅力的で十分楽しいから、私は見続けます。やっぱりリヴァイが暴れている時は細かいこと考えない方が楽しいし。


 

死に至らない病。だが油断するな! この時限爆弾が起爆したらお前はこのビルごとオダブツだ!!

なんだか管理画面に入れなかったんですよ、この間。最近は携帯電話を買い替えたり、わりと平和に暮らしてます。体力も戻りつつある。

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アイバと漫画の話をしていたら「魔法陣グルグル」が話題に上った。
これは昔とても好きで読んでいたもので、ガンガン系では最も有名な漫画の一つだと思う。何の能力もない主人公と、半人前の魔法使いが魔王を倒す旅をする、という話。
いわゆるドラクエ系世界観の漫画なのだが、「漫画はバーリ・トゥード」という理念に基づいた滅茶苦茶なギャグが連発され、結果的に独自の世界観を作り上げている。

グルグルは途中で長期休載が入ったりしたので、コミックスの途中で読むのを諦めて、そのまま忘れてしまっていた。が、こうして思い出したし、いい機会なので全巻古本屋で買って読み直してみた。

ストーリーというのが何のためにあるのか、というのを考えさせられますね。

グルグルは全16巻のうち、10巻で既に最も重要で、核心にふれる話と、その解決すら描いてしまっている。
この作品の面白い所は「本質的には、魔王はどうでもいい存在」という点にあるが、魔王に到達する以前に本質を描きすぎてしまったため、最後の戦いが本当にどうでもいいものになってしまった。

10巻のラストに「彼らの旅は続く……」と添えて終わっていれば、まああんまりな終わり方だが、それはそれで名作だったと思う。

恐らく作者自身もその点については自覚していただろうし、少なくともその後の失速の一因にはなっているだろう。


長期連載などの非常に長い話になると、後半は前半に対して負わなければならない責任が大きくなる。
それは「設定」「伏線」という単純な要素もあれば、「この物語はいかにあるか」という位置づけの役割までさまざまある。

先日、ドラマとアイデアの関係について考えたことがある。アイデアは「テーマ」にも置き換えられると思う。すなわち、作品にとってアイデアのためにドラマがあるのか、ドラマのためにアイデアがあるのかで、その質は大きく変わっていく。
初期の「魔法陣グルグル」は、衛藤のギャグセンスを披露する場としてストーリーや設定がある、という構図だった。が、やがて核心となる伏線が暴かれ、ドラマが主体となった。

衛藤ヒロユキは細かい設定を考えてから描くのではなく、アイデア待ちが多いと自身で語っており、ドラマの前景化も、構成的に考えたのではなくアイデアの連鎖から自然に発生したものだろうと思われる。
自然発生したドラマは、作者自身の制御が効かないという点で非常に危険だ。この手のアイデアは、むしろ作者が制御を解いた時に生まれうる性質のものだ。

そしてテーマが暴走し、ストーリーを追い越してしまった。

だから11巻以降は、回収しきれなかった伏線の落ち穂拾いの感があるのだ。「魔王を倒す」ことすらも。


総合して言うと、「魔法陣グルグル」は賞賛に値する漫画ではある。しかし、その全話を通じて評すると疑問は残る、といったものだろう。


(もう一つ言うと、グルグルは最初は、何も知らない少年少女が旅をし、今まで知らなかった人や文化、団体や強敵に出会い、世界を広めていくという通過儀礼的な要素があった。が、途中から『思春期』というテーマが強く押し出されることによって、主人公たちは己の感情を絶対化しはじめる。世界は閉ざされる。思春期を『内的には最大の通過儀礼』と捉えず、その礼賛に終わったのがグルグルの失敗と言えるだろう。
このようなことは、リアルタイムで読んでた子供のころは思わなかった。主人公のニケやククリはお兄さんお姉さんだったのに、今や私は彼らより10歳以上年上になってしまった。因果なことだ)

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ちょっと変わった家族の日常不思議系コメディ。
あまり評価できない。


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子供の頃「魔宮の伝説」が好きだったが、それ以外は見たかどうかよく憶えてないので、借りてみた。
やはり比較的地味な印象を受けた。キャッチコピーには「秘宝をめぐってナチスと闘う」とあったので期待したが、ナチスは割と受け身で仕事をしているだけである。SSの将校も、一番キャラ立ってたわりには後半出番なさ過ぎだしなあ。



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カルカッタの売春街で生まれた子供たちを追ったドキュメンタリー。映画としては「ふーん」という程度の出来。どこにでもある話すぎる、と言っては不謹慎だけどさ。



193がいくつか面白い映画を教えてくれた。サンキュー。彼のラインナップは「時計仕掛けのオレンジ」「ニュー・シネマ・パラダイス」「シザーハンズ」「七人の侍」「鮫肌男と桃尻女」「少年メリケンサック」。

とりあえず未見のを、と思って「鮫肌男と桃尻女」を観た。


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組の金を持ち逃げしたヤクザと、偶然巻き込まれた女の逃走劇。

えー、ノワールはまじめにやるなら、しっかり作り込まないとヌルく感じますね。

例えば話の中で、逃げる男女が、ヤクザのお抱えのモグリ技師を訪ねてパスポートを偽造しにいく場面がありますが、実は技師は組との取引を優先してタレ込んでいて、そのせいで女が捕まってしまう。

でも実際は、反逆者を追う側はこういうモグリを真っ先にマークしてしまうから、組にたてついた、バックも何もないチンピラが一人でそういう技師を当てにするのはお馬鹿なんですよ。技師だって、組を優先しなきゃ生きてけないし。

といった感じの、気になる所がちょいちょいあった。まあ、話よりキャラと雰囲気重視の作りなんだけど。

似たテイストの作品だと、三池崇史監督「漂流街」とかが良いかな。悪ノリがすごいけど。




映画および病棟での出来事

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とばしとばしで観た事あるが、ちゃんと通して観てみた。モーツァルトの半生を描いた作品。前に観た時は私は作曲をまだしていなかったので、今観るとやはり印象はちがう。

ところで映画では精神病院はわりとポップに描かれる事が多い。アマデウスしかり、「カッコーの巣の上で」や「パッチ・アダムス」みたいなのが定型となっている。
どこがポップかというと、狂気の恐ろしさが前に出るシーンですら、狂気を描く事を目的としてないあたりが。
物語を優先させるためには、真にリアルにはできない。リアルな狂気は物語にならない。

そう思ったのは、今日のお昼にちょっとしたことがあったのだった。私は病院の野外の喫煙所で煙草を吸っていた。今までそこに喫煙所があると知らなかったので、その場所へ行くのは初めてだった。すぐ側には精神科の病棟があった。その向かいにすぐまた建物があったので、喫煙所はそれらに挟まれた、狭い中庭みたいな所にあった。夏の昼なので、光はさしていて明るくはあった。病棟には一定の間隔で窓があり、それぞれ病室のようだった。明かりはついてないようでどれも薄暗い。

ふと自分のいる位置から一番近い窓を見ると、いつのまにか30歳くらいの男が立っていて、窓の向こうからこちらをじっと見ていた。

びびったが、シチュエーションや精神病の患者さんが恐いというわけではなかった。その人が、一目見ただけで「正常とは違う」と分かる存在感を持っていたのが、というより、そういう形の存在感が目の前にあるのにひるんだのだった。

その人は顔色も悪く、目つきも妙だったが、外見よりももっと根本的なところに奇妙さがある。

一言で言うと、彼の存在は「自然だ」、と感じた。

仮定として、ある場に自分が立っているとする。自分はその「場」を空間的に感じ取るが、その感じ方を「自然」としよう。周りにあるビルや木や地面は自然な感じがする。
そして我々は多分、その場に自分以外の人がいると、その人のいるあたりを「不自然」だと感じると思う。その感じは「気配」と言い換えると分かりやすいかもしれない。気配だと消す事も可能なので、もっと言うと「その人が持っているオーラ」とでも言おうか。

人は、その存在の仕方の「型」を場に対して強く「不自然」にすることで、「自然な場」というネガから浮き出し、お互いを認識することを容易にさせている。
ように思う。

この人間が持っている「場に対する不自然さ」が、この場合病によって変質しているように感じた。

私が目を向けたときには彼はこちらを見ていたのだから、私はしばらく彼に気づいていなかった。それどころか、見る直前の、目の端に移っていた段階では、彼の姿は風景か何かかと思ってた。

さっきも少し書いたが、気配がない、というのとは違った感じだ。実際彼は微動だにしておらず気配はないのだが、そうというよりも、すごく「場の自然さ」になじんでいたのだ。だから気がつかなかった。

彼は、普通の人間より世界に対して調和している。
そう感じたのが恐かったのだ。

人間は多くの物語的なものによって形作られているので、それらのどこかが損傷した場合、自然に戻りうるのかもしれない。

だからこれをもし物語の形式で表現しようとしても、本質はつかめないだろうな、と思ったのである。

この患者さんはおそらく統合失調症の荒廃がやや進んだものだと思うが、ドーパミンの量が存在までも変えてしまうとすると、唯脳論的な「脳と身体」の闘争も見え方は変わってくるのではないのでしょうか。(最後の方は適当)



今日のダヴィデ

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記憶喪失の男が自分の過去をさぐる旅。おお虚の花。ちょっと表現がベタッとしてて入り込みづらかった。それでも前半はわりとサスペンスしてたが、後半になるにつれ、何かおもしろ入っちゃって緊張感がなかったなあ。
ただ評判はいいようだから、細かい事気にしなければわりと楽しいのかもしれない。



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またトニー・ジャー。アクションはやはりすごい。話については特に言う事はないですね。



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プレス工場で働いてるチェコ移民の主人公(ビョークが演じている)だが、弱視が進んで失明寸前、という話。

これはいいですね。いいですよ。

ミュージカルの表現がかなり強烈で感情移入しづらいが、人々のやりとりはとても繊細に描けているので、なんとか保たせ切った、という印象。
ミュージカルがない方が自然な味のいい映画になる気もするが、本作を観てから「ミュージカルない版」を想像すると、いやに平凡なものに思える。
観る側としてはちょっとキツい表現なだけで、ないわけじゃない。
それをこの完成度でやってのけたのはすごいですね。

ただ、前半と後半で色が違いすぎるのは難点かな。「事件」が起きてからはドラマが先行しすぎて繊細な人物造形が潰れてしまっている。
前半がこのテイストなら、出来事なんて起こらなくてもいいんではないか、とは思う。

でもまあ、いい映画ですよ。ミュージカルとしては、今まで観た中でトップですね。

プロフィール

金城孝祐

Author:金城孝祐
劇団無敵の作・演出家。油絵も描いてる。

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