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糊、接着剤、バインダ、メディウム、くっつけ

昨日。ペン助がベクターワークスで舞台の製図している間やることがなかったので、193とオペラの話をしていた。「オペラって見ないよなあ」と言いながら、二人合わせると何個か見てるのだった。
193が話すと「トスカ」もドタバタ喜劇みたいに聞こえる。

で、大道具の塗装をなにでするかと言う話に。一部でもいいから変わった質感を出そうと、適材を探す。モデリングペーストを大筆で塗ってマチエールを作ろうかと思ったが、アクリルは高いので、代替品を。
ようは接着剤に砂と炭酸カルシウムをぶちこんで練ればいいので、問題は安くて条件に合う接着剤が見つかるかだ。
「洗濯のりなどは以外と安く大量にいけるんじゃないか」との意見を聞き、ネットでちょっと探してみる。

そこで見つけたのが、最近広く使われているPVAなるもの。ポリビニルアルコールの略のようで、今はアラビックヤマトもこれをつかっているらしい。

しかし、ある要求したい条件が満たせなさそうなので、没になってしまった。


結局昨日のうちに決まらず、接着剤さがしは私の役になってしまった。さて、どうなるだろう。最有力はもはやボンドなんだけど。

毎スペース

すっかり存在を忘れていたマイスペースに曲を追加した。「清潔」で使った二曲ね。『静悲』のタイトルはサモンさんに頂いた。
http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendid=1004238221

二曲ともサモン、ちあき両氏にアレンジしてもらう以前のデモ曲で、本番で使ったものとはすこし違う。とくに「静悲」は速度を早くして遊んでみたもので、静かではなくなってる。

すべてつながった

この前書いた「クレラップ」と、構想中の「からだのふしぎ三部作 異跳 触動 光悶」の点と点が頭の中でつながった。すなわち肉の死、肉の復活、肉の昇天。パンに比喩されない(ただし演技として比喩表現されてる)神の肉。消費社会の根源→プロテスタンティズム=神。ミランクンデラの説、重さと軽さの差の消滅「神=糞」の発展「神=肉=糞」咀嚼され排泄される肉の運命、サクリファイス、演技としての(演劇という)神への捧げもの=糞の螺旋構造。永久機関の夢。終わって始まる、一年。汎神。頭の中で地図が出来上がった。あああ。あああああ。

音楽熱、画面の中のオーケストラ

雑誌を読んだり、最先端の作品を聴いてたりしていたら、やはりむらむらとやりたくなってきました。DTM。

これは単なる趣味にしては作業が地味で大変なので、必要性など強いインセンティブがないと続かない。私の場合、最初はバンドの活動があったことと、最近は公演のBGMで使うのとで年に何曲か作る程度だったが、どれも仕上げなければならないものだったから頑張って作り続けた。

使っているDAWソフトはがれーじばんどで、「つぎはロジックを使ってやろう」「つぎこそロジックを使おう」と思い続けていまだにがれーじばんどなわけで。だから、もし次の公演「ジュリエットD.V.D」でオリジナルを作るとなると、まあ今は勉強しなおす時間がないのでやはりがれーじばんどでやることになるが、雑誌に並んだきらびやかなソフトをいっぱい見てしまうといつまでも甘んじてはいられん、と焦る。

ただ、世情にうといので、どのタイミングで何が買いなのかがわからない。imacだって、見た目がそんなに変わらないのに性能は随分上がったらしいじゃない。私のも今年買ったばかりなのにもう旧型だ。OSも白くないレパードだし。

まあガレージバンドで間に合ってた程度の技量だからそんなに考えることもないのだが、ボーカロイドが気になるので、他の音源もつられて気になってしまっている。


なぜボーカロイドが気になるかというと、私は歌がヘタだからだ。ピアノとギターが弾けるから、MIDI打ちやライン録りは支障ないのだが、歌だけはどうしても駄目。歌うのは好きだが。
だからボーカル入りの曲は一人では作れない。「一人で作れないのは嫌だ」と言うと自閉的でものぐさな印象だが、宅録に限ると一人でやるのと複数人でやるのとでは手間が全然違う。
完結してるかそうでないかの違いだから、いつでも歌を作れるようになったら大変便利だ。というわけでボーカロイドはあこがれのソフトである。

クロスオーバーマックでミクが動かせると聞いたので、購入がちょっと現実的になった。

タイミング考えてるのもそれが大きいな。append製品版か、それともVOCALOID3まで気長に待つか。


でもまずは、次で使いそうな音源だな。ダンス曲を作ろうと思ってるが、ダンス系はガレージバンドのデフォルトのものしかないので、音がヘボすぎる。
だれか100万円くらい下さい。






and justice for all

久しぶりにはっきりと夢を見た。

いきさつは分からなかったが、私は二人ほどの友人と、一人の外人とで談笑していた。外人はどうやらアングロサクソン風で、日本に来たばかりのようだった。友人たちとは知り合いだが、外人は今日初めて会った感じだった。

それでみんなでギャラリーにでも行こう、という話になって、行く。小さな部屋に置かれたインスタレーションなどを見たりしていて非常にまったりムードになるなか、外人が突然キレだす。

彼は英語っぽい言葉でこんな風に言った。「日本に来たらなぜ日本語を喋らなくちゃならないんだ! お金だって円だ! どういうことだ! もういい! 俺は今から貝をお金だと思う! なぜなら、貝はお金だからだ!」

夢ではこのような支離滅裂なセリフでも話が進んで行くこともあるが、この時ばかりは友人一同ドン引きしていた。
フォローせねば、と思って「If you think,French,american,,,」と言った。「英語でもフランス語でも喋ればいいじゃないですか」と伝えるつもりだったが、気を使って英語で言おうとしたせいで文法が変。フレンチ、アメリカンが主語っぽく聞こえる。でもどっかにこんな方言あったらいいなあ。そう思ってたら目が覚めた。

最近は学生割引がうしろめたい

役者兼制作のI葉と話していて、このブログのデザインの話題になった。曰く「一刻も早く変えたほうがいい。意味が分からん」
誰か一人くらい褒めてくれはしないだろうか。




これ聴きながらウィスキー飲んで、寝る。ブラックニッカうまい。

演出って大事

これを見てみろよ!


元動画。




元動画が上がった一日後に改良版がでてた。

レッシグ先生

昨日は八重洲ブックセンターにも寄り、レッシグの「コモンズ」を買ったのだった。

コモンズコモンズ
(2002/11/30)
ローレンス・レッシグ

商品詳細を見る


もう十年近く前の本だな。山形浩生さんが訳した。当時彼とレッシグ先生の対談を読んで「これは買わねば!」と思ってたのだが、山形さんに紹介されて買った本のうちいくつかが本棚で眠っていたので、後回しに思っていたまま年月が過ぎてしまった。スタニスワフ・レムの「虚数」とかも、買ったもののいまだに読めずにいる。まあ今日本でも著作権法が注目されているようだし、いまさらながら買うなら今かなと。

インターネットの法規制について書かれた、とてつもない本だという。楽しみ。








エデンの東京

今日は練習も急ぎの用事もなかったので、お出かけした。

まず銀座。役者仲間の佐野淳子さんの個展へ。即興劇や、私の芝居に出たりもしたが、一方で日本画を描いている。

sanoe1.gif

彼女の作品。


sanoe.gif

作品その2。



sano.gif

右が佐野画伯。


私もタブローをこさえないとな、と焦る昼下がりだった。
個展は12日までやっているので、ご興味のある方はよかったら足を運んでみてください。
http://geiriki.com/ba/detail.cgi?id=10000851



銀座へは、東京駅から歩いて行った。昔は「銀ブラ」なんて言葉もあったが、私は歩いていてもあまり入るような店がない。高級すぎて。だから銀座を歩くといつも悲しい気持ちになる。

その後、秋葉原へ行ってみる。四年ぶりくらいに。高校生の頃はよく来ていたのだが、いつしか行かなくなってしまった。当時はメイド喫茶などなく、駅もひどくみすぼらしかったので、今はだいぶ変わった印象。
パソコン屋の店頭でスパイダーマン(登場時セリフ総集編)がだだ流しになっていた。

ヨドバシカメラで雑誌を買う。DTMマガジンも買ってしまった。


それから歩いてお茶の水まで行き、軽く飲む。
今日は歩き疲れた。いろいろ考えるところは多くあったが、とりたてて書くほどのことではなかった。

マムシュカ近づく

マムシュカ東京での演目の脚本を書き上げる。短いものだと本当にアイデア一つで書くことができるが、やはり出たてのアイデアは生っぽいので、作品にできるほど熟成させるのには時間が要った。
ちょっと社会風刺みたいな内容になっている。あまり風刺はやりたくないのだが、たまには別にいいかと。


もうちょっとだけボーカロイドの話をする。
初音ミクのappendを使った曲がニコニコに上がりはじめている。いくつか聴いてみた。
巡音ルカ登場以来の衝撃でしたね。
どうやら「歌い方」が何種類か選べるようになったようだ。ブレス多めだったり、張った声だったり、暗い落ち着いたトーンで歌ったりと、バリエーションがとても増えている。

設定によっては歌い方が大きく変わるので、「ミクのイメージと違う」という声も多いが、私はappendにはとても期待してる。なんにせよ地はミクの声だし、ユーザーが操作に慣れてくれば自然に多彩な表現が可能になっていくと思う。
しかしここまでボーカロイドの歌声が洗練されるとは思ってなかった。技術的にはルカ、GUMIさんあたりで当面頭打ちだと思ってたが、さらに進化している。凄いことだ。

これを聴いてしまうと、某三人には手が伸びないなあ。クリプトンに2年は遅れてる気がする。キヨテルはKAITOの存在意義を消滅させるかに思われたが、今後KAITOもappendが出るのなら、そちらが買いであろう。
ボーカロイドはニコニコでキャラとしての地位を築かないとヒットしない。KAITOは既に鉄壁の二次設定を持っているので、彼の性能が上がったら勝負にならないと思う。

まあ、誰かが大ヒットを出すか、次のMMD杯あたりで状況は動くかもね。



冷える、冷えると言うなれば

最近寒いので、日本ブレイク工業の逆再生フラッシュを思い出す。



これが本来のもの。社歌。十分面白いのだが。




逆再生したものの空耳。
Love is...



あと最近ボーカロイドをまったく聴いてなかったのだが、これではいかんと思い直し、ついこの間初めてGUMIの歌を聴いた。もう技術は行く所まで行った感じはする。声も個性があるし、いいんじゃないでしょうか。

ボーカロイドは派生キャラも含めるともう数が多くなってしまっていて、ちょっとどうでもいい人とかも出てきてるのだが、先日さらにAHSから「開発コードmiki」「氷山キヨテル」「歌愛ユキ」と三つも同時発売された。

これはさすがに食傷気味だ。
それぞれについて詳しい感想は書かないが、おそらくスタンダードなmikiを売って元を取り、キヨテルで男性ボーカロイドシェアを奪い、少ないニーズや遊び心にユキで応える、という感じなのだろうか。

GUMIさんの時点で「もうボカロはいらない」と言われている中で三個も出すとは、かなり冒険な気がする。
まだ発売して数日だからこの先どうなるか分からないが、スタートダッシュはくじけた気はするかなあ。ニコニコでもあまり大きな話題にはなっていないし。やはりクリプトン製でないとだめなのか……

とおもったら、なんとクリプトンの製品のappend版デモが公開されていた。
ようは初音ミクとかを改良したもの。そのタイミングがAHS製品発売と壮大にかぶったという。クリプトンは他社の動きをしらなかったらしく、「うちも他社さんのお祭りの邪魔はしたく無いのですが……」といってる。
ひどい……。


当面の究極目標は「VOCALOID3 初音ミク」らしいですよ。

せっかくだからいくつか貼っとく。でもブラボー山田の新作は過激なので注意。



「護法少女ソワカちゃん」という架空のアニメの主題歌。本編は一話ずつ楽曲になっていて十何話かある。世界観がおもしろすぎる。





トラボルタPさんの作品。リンは最近は勢いがない気がする。多分性能のいいボカロがたくさん出たので、扱いづらい鏡音家は敬遠されているのかもしれない。





せっかくだからもう一つトラボルタ。





有名になっても失速しないブラボー山田さん。


ずるい動画



久々にK点越えだった、個人的に。

冬兵卒

本家のホームページが更新された。
http://gekidanmuteki.web.fc2.com/muteki.html

あとなんか、やはりこのブログ、デザインを変えたいよ。一年近く経ってようやく季節になったけど、最初っからあんまり好きじゃなかったんだ。今さらだが。

明日、マムシュカの脚本を書き上げて、図書館に返す本も読みきらなければ。そろそろ教授にも会わないと。忙しい。

その日会った義親子っていう

今日も部屋を探しに不動産屋へ行った。昨日とは別のとこ。
昨日のとこの営業マンは教育された感じがしたが、今日のとこはわりと自然な人だった。押してくることがない。
普通、あちらさんは申込書までダッシュで持っていこうとするが。
私「今日見た物件の返事っていつまでにしてほしいとかってありますかね」
おっさん「いや、いつでもいいですよ。この時期人があんまり動かないですからね。心配ないと思いますよ、絶対とは言えませんけど」
えらい良心的。いい人だと思ったが、それすらテンプレではないかと疑ってしまった。疑心暗鬼になっていかんね。

候補に挙がってる物件が、国分寺駅や大学まで実際どのくらいかかるか確かめるため自転車で走り回る。このへん蕎麦屋が多いな。何故だ。うれしいけど。

今日の不動産屋は気楽な感じだったが、昨日からストレスを想定して「日曜の夜はゆっくり飲もう」と思っていた。せっかくだったし、借りる可能性の高い部屋の近辺を散策し、見つけたやきとり屋に入ってみる。

愛想の悪そうなオヤジだったので一瞬ひるんだが、隣に座ってたおばさんにライターを借りたのがきっかけで、その人と話が盛り上がった。

おばさん曰く、この店に来るのはみんな地元のおっちゃんおばちゃんで、居酒屋の空気をさして「この近所はこんな雰囲気だ」という。おばちゃんは昔看護婦をやっていて、今はスナックのママをしているらしい。

非常に面白い人で、話を聞いてて飽きない。地域のことを聞き出したり、身の上話を聞いたりしながら過ごす。

と、やがておじいちゃんが来店。80歳。やはり常連のようだ。私とおばさんの間の席に座る。

おばちゃん「なんでそこ座るの。せっかく口説いてたのに」
おじいちゃん「いや、そういう危険な空気を感じたから来た」

このおじいちゃんはツルさんと言い、年齢のわりに異常にギャグセンスがいい。80歳でギャグがうまいってどういうことだ。

しかし老人は凄い、飲んで管巻いてるだけで、普通に古語のフレーズが次々に出てくる。「私は商人のせがれで」とかいう言葉とかも自然に出るので、さすがに大きなジェネレーションギャップがある。やはり年が開き過ぎているので、一方的に聞く感じになるが、それもまあ非常に楽しい。

なんか色々盛り上がってしまい、ツルさんは二杯もビールをおごってくれた。また店主も「ぶっきらぼうだが、本当はいいオヤジ」であることが知れた。なんだこの店は。漫画か。

最終的には私はおばさんの子のようなものだ、というポジションを得た。


こういう地元の人たちの雰囲気っていいな。私は酒を飲むときは場所に対して常にアウェーなので、お邪魔する感覚なのだが、今回はとけ込んだ感がある。何十歳も年上の人たちと普通に飲むという楽しさを味わえて満足。

この土地に住みたい、と思ってしまった。

週末は絵を描いて過ごす貴婦人

昼、不動産屋へ行く。ぼーっとしてると営業マンのペースに飲まれるので常に気を張っていて、疲れた。

でも最近は、キンモクセイの「ぽっかぽか」を歌えば元気が出るのに気付いた。キンモクセイこれしか知らんけど。
つべとニコニコで曲単体を探したが、ないので、東方手書き絵つきの。



モグモグフヨードさんはセンスいいね。
東方はニコニコで非常に有名なゲームで、知らないと理解できない動画も多いから、大百科で記事をたくさん読んだ。本当はやった方が分かるようになるが、絶対に時間を空費するので買わない。それに私のはマックだし。


夜は舞台のデザイン画を描く。先日193やペン助と話し合って決まったことを絵に起こす。
使い慣れない定規を引いて、かちかち描いて、パースとって、塗る。
優雅な週末とは言いがたい。

絵の具の話 W&N(ウィンザー&ニュートン)2

絵具の種類は各メーカーから百何十種類も出ている。絵具におけるメーカーの個性を言うにはこれらをある程度以上使わなければならないが、全て使うことは難しい。あまり使わない絵具を買ってしまうと永遠に使い切らないこともある。また、よく似た色調のものをいっぺんに買うのは効率が悪い。

なので、何十種類も買ってから判断する人はあまりいないと思う。分かってきてから種類を増やしていくのが普通だ。
ここでも私が使った範囲でわかることを書いているだけなので、ご了承いただきたい。

どんな作りなのかを大体知りたい時は、基本色を買ってみるのが一般的かと思われる。
特に土色顔料は、安いし比較しやすいと思う。

多くの人が、人生で絵を描き始めてから、あるいは終わるまで、使い続ける色の一つにイエローオーカーがある。これは色調や性質が非常に便利であるからだが、顔料と油の相性もとてもよく、最も優れた油絵の具の一つといえる。

イエローオーカーはメーカーによって色が微妙に違う。これはどこの土を掘っているかによる。だからイエローオーカーは色みでメーカーを選ぶ人も多い。

とりあえず色の違いには目をつぶって使い心地を見ると、薄塗りでもわりかしよく発色し、ある程度のインパストも向いているように思える。半透明色が単独である程度厚く塗れそうなら、多少乱暴な描き方でも弊害は少ないと思う。

シェンナ、アンバー系は厚く塗る絵具ではないが、チューブから出した瞬間は厚塗りも大丈夫な気がしないでもない。しないほうがいいが。これはやはり、体質で増量しているからだろう。のばしたときの発色は、やや穏やか。この具合はどのような技法にとってもほどよいと言える。

ただ不透明色は、顔料が色そのものなので、どうしても比較的鈍く感じる。混色や描画時の便利はいいが、発色を求めるなら上からグレーズしなければならない。グレーズが嫌だという場合は、上層に濃度の高い絵具を使うしかないが、その場合は下層は白色の方がいい。
しかし、これは微妙な差で「致命的に鈍い」わけではないので、その人の技法によって選択は変わってくる。暗い下地にがしがし色を置くような場合は、ニュートンくらいが色調と経済性とでちょうどいいのかもしれない。

まあ、なんだかんだ言って、土色はかなり気に入ってるしよく使う。なかでもローアンバー グリーンシェードはこれにしかない色が出るので重宝する。一般的なローアンバーより緑がかっていて寒く、いわば「彩度が高いグレー」を作りやすい。

もう一つ絵具を出すと、テールベルトが特徴的。テールベルトはオーカー系以上にメーカーによって色が違い、よく観察しているとやがて絵具を見ただけでどのメーカーか分かるようになる。
これは産地だけでない理由がある。本来テールベルトは、絵具にあまり種類がない頃は貴重な緑色だったので、地位が高かった。しかし着色力が弱く、ビリジャンやカドミウム緑が開発されると全く存在感がなくなった。そのままでは使えないので、現在はどこもフタロ系か何かで色を足しているわけ。だからさじ加減でバラバラの色になる。
で、ニュートンのものは、やはり非常に穏やかなもので、主張があんまりない。メーカーとしてのこの顔料の捉え方が象徴的にすら思える。


個人的には、色々な使い方をする土色はニュートンも揃えておきたい、という感じ。彩度の高い透明色、不透明色は使わなくなった。
全体的に、絵具も調合溶き油もチューブ入りメディウムも含めて、ニュートンは「地味にいい仕事する」という印象がすごく強い。女の子で例えれば、そうですね、例えなくていいか。でもきっといい子よ。

フラッシュゲーム

http://www5f.biglobe.ne.jp/~pasting/game/EightDefenders_.html

フラッシュ作品ときくと黄金時代を思い出してしまうが、新しいものもあるのだね。これは先月公開されたもので、せまりくるモンスターから村を守るもの。

ゲームはやりだすと止まらなくなるから極力やらないようにしているが、なんかの拍子にやってしまうこともある。こういう無料で面白いの見つけた時とか。

シンプルな作りのわりにとても面白く、難易度も自由度もちょうどいい。最初の目標はクリアすることだが、その後ハイスコア狙いだと戦術をよく練る必要があり、クリア後もしばらく楽しめる。

私のハイスコアは三万ちょい。三万超えが水準らしい。

贖罪のための食材

米がないけどカレーを作る。近くのコープの中にあるパン屋は八時を過ぎると四割引になり、百円でフランスパンが買えたりする。食パンも安いが、これは買えないことも多い。人気だから。それで今夜はフランスパンとカレーだ。

なんとなく、セロリでだしを取ってみる。ブーケガルニをやってみたいのだが、色々買うと高くつくので日常には登場しない。
一個加えると一発複雑になる。

ちょい忙しくなったでよ

舞台、すすみつつある。初めて模型を作った。というか手伝った。いっつも見るだけだったからね。スチ糊の匂いってあれだ、歯医者さんで貰った変な風船と同じやつだ。あと役者には演出をつけはじめた。はじまってきた、いよいよ。そしてこまごまと用事が増えて忙しい。そろそろレポートも書かなければならない。お題はなぜかラカンと漢字。先生と話してたらそんな感じになってしまった。ラカンなんて読んだことも理解できたこともないぞ、でもいい機会なのかもしれん。昨日の徹夜で早寝早起き伝説は崩れたが、まあ引き続きがんばってみようと思う。

絵の具の話 W&N(ウィンザー&ニュートン)

1832年、イギリスにできた画材会社。油絵の具は専門家向けシリーズの「アーチスト・オイルカラー」と廉価品の「ウィントン・オイルカラー」がある。
この会社は名前が長いので、ときどき私もウィントンと略して言う時があるが、シリーズ名になっているのでやや混乱するものかもしれない。「ニュートン」と訳す人も多い。
ここではアーチスト・オイルカラーについて話す。

一般に、画材会社の神髄は絵具製品の質だと思う。メディウムは品質や種類はまあどこも意識しているが、絵具と比べると必要性が下がるし、こだわるなら自分で加工することになっていくから。

あるドイツの町の画材屋は、オイルに限って言うとリンシードの生油とスタンド油しか置いてなかったという。これは客がかなり材料に詳しい層なので、原料だけ最高な物を置いて調合や加工は任せてしまってるらしい。

だから、素人ではとうてい真似できず、技術と思想が詰まっているものとなると、絵具になる。

が、個人的にはニュートンは絵具よりもオイルをよく買う。これは個人的な好みと事情だ。「コールドプレスド」の名前が入ってるオイルはニュートンにしか見ない。またシックンドオイルもここのを使っている。私が自作する場合、なるべく溶剤を使わず、かつ全段階で使えるようにしてるので、粘度の高い油が欲しい時などにこれを使う。が、正直オイルというのはそんなに大量に消費するものではなく、あんまり使い比べたことがないので、厳密な他社との差は分からない。色合いや粘度くらいは外から見ても分かるけど、それ以上のことは使ってみても分かりづらかったりずる。耐久性や黄変しにくさとか。あとは原料のルートをどこに持ってるか、みたいな話になってくる。

ちなみに、たとえばニュートンでいうとリクインみたいな調合製品は別。これは創意工夫されている。ただ、単独品はあまり会社の差や個性というのは出づらいという話。

それで絵具についての概観だが、ニュートンは「使いやすい絵具」のなかでは品質はかなりいいと思う。おおむねどの技法にも使えるので、メーカーをひとつに絞ってやると仮定するとこの絵具が来てもおかしくない。

ただ、それは特徴にとぼしいということでもある。「ここ一番」の仕事のとき、選ばれるタイプではない。まあ、この二つは兼ね揃えることは難しいが。

理由のひとつに、着色力がわりと抑え気味だというのがある。S氏は「体質が多い気がする」と言ってたことがあったが、実際にそうだろうと思われる。チューブから出した絵具はちょっとふわふわしている。体質が多いと、濁りやすい、色が鈍い、効きが弱いというデメリットがあるが、長所としてはコントロールしやすく、比較的安い。「ナイフでも塗れる高級絵具」といったところか。

ここからは私の漠然とした考えだが、イギリスは古典技法への執着があまりなくて、こういう現代の技法に向いたオールマイティな絵具が支配的なのではなかろうか。油絵の歴史上、超有名な絵描きはヴァンダイク、ターナーくらいか、加えるとしたらコンスタブルとかで、時代の主役になることがそんなになかった。ルネサンスがあったイタリア、新古典主義があったフランス、フランドルやバロック時代に輝いたオランダに比べると華やかではないのね。だから油絵の伝統がそこまで重要じゃない。むしろイギリスは水彩や、絵画以外の芸術が強い。
これは結構適当に言ってるから、あまり信じないでほしい。

(つづく)


プロフィール

金城孝祐

Author:金城孝祐
劇団無敵の作・演出家。油絵も描いてる。

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