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野尻湖最終日、ゲキムサ同窓会、そして文学ゼミ

 野尻湖三日目はワカサギ釣りに戻って、自作の竿・仕掛けで15匹くらい釣った。が、そこで竿に結んでる道糸がほどけて湖に吹っ飛び、続行不可能に。無念。

 昼寝していたら帰る時間になったので、師匠の車に乗せてもらって新宿に帰宅。深夜二時。漫画喫茶で寝て、一旦小平に帰り、夕方再び新宿へ。ダンゲーキサムーヴィの同窓会である。懐かしい面々。後輩たちから退院祝いの花をもらう。どうやらしずちゃんのツイッターで「金城が記憶障害と尿漏れで大変な事になってる」と世界のみんなに配信されているらしい。なってねーよ。

 翌日、昭和文学ゼミで発表があったが、当日になってようやく先行論をまともに読みはじめる。でも書くことは決めてたから論は立てやすかった。
 テクストは志賀直哉の「佐々木の場合」。志賀はなんとなく読むとなんだかよく分からない感じがするが、真剣に読み込んでいくと奥行きと広がりがあって面白い。
 あんまり論点を拡散すると長くなりそうで夕方に間に合わないかもしれないので、エゴイズムに焦点を絞って、質的変化を論じる。
 しかし登場人物が自身の持つエゴイズムに最後まで無自覚であることを指摘され、「ならば質的には変化しえないのでは?」と突っ込まれる。
 ちょっと将棋みたいな流れだった。向こうの攻めがあり、こちらが切り返しを試みたが、みごとにハメられて詰んだ。やはり修士や博士と勝負するのは無理だ。
 発表方針を潔く捨てて、無自覚なエゴでどれだけ語れるかを工夫。結局は先生の助け舟もあり、無意識には生理的・本能的欲求があり、それを覆い隠すさまざまな理由付けが独善的なものでしかない、自己完結した姿であるところがエゴイズムであるというところで落ち着いた。


そして気づいたら、グループ展の搬入まで10日ほどしかない。
明日から地獄。
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金城孝祐

Author:金城孝祐
劇団無敵の作・演出家。油絵も描いてる。

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