彼がなぜ西海岸にこだわったのか今なら分かる気がする
バイオリズム的なあれで、最近はネットへの情熱が下がっている時期です。なぜかというと、今はハードボイルド小説を読んでいるからです。
はい、時期的に今さら感、あるいは「1Q84」ブームに乗ったような選択ですが、新作はまだ読んでません。そういうわけで今日はハードボイルドの話しをします。
私にとってハードボイルドはかなり複雑な読み心地をうけるジャンルで、純粋に楽しむのが不可能なものの一つであります。たとえていえば、北斗の拳みたいなものです。その時代感およびパロディやギャグタッチの引用に晒され過ぎた印象が強すぎるジャンルは、もはや素朴に楽しむ事が不可能なのが現代という時代なのです。ですが、北斗の拳はさておき、ハードボイルドの名作は、純粋な面白さも持ち合わせております。それがいっそう複雑なのです。
エンターテインメント小説で私が好きなジャンルは、ノワール>モダンホラー>アクション>ハードボイルド>本格推理、という順です。こうして並べてみると、右になるほど制約が強い形式である事が自覚できました。また右になるほどあまり読まないので、あまり断言できませんが、古典というか、手垢のついた感があるような気がします。名探偵コナンは設定があたらしかったですが、内容は牧歌的ですらあります。
いってしまえば、形式的なみりょくを脱して、ちゃんとおもしろくするのがむずかしいジャンルだといえるかもしれません。私がこころから感服した本格推理ものは、いかの二作です。
たいへん面白かったのですが、ぎゃくに最上のものをみてしまった感があり、謎解きはもういいや、と思ったものでもあります。なので本格ものはほとんど読まなくなってしまいました。
が、はーどぼいるどは若干読む事もあります。
これは、ウィットに富んだ会話をするタフな私立探偵が主人公という、直球のハードボイルですが、ストーリーが凄い。一応犯人といえる人はいますが、決して当てられないでしょう。
細かい内容は忘れてしまったが、ラストがおそろしい話。
中学生のとき、先輩に借りた本。今思えば、LAコンフィデンシャルも、羊たちの沈黙も、これも、中学生にはむかない。理解できないと思う。
至上最長老の探偵小説といわれている。今日のラインナップの中では一番ほのぼの系。
この記事を書いているうちに、最初になにを言いたかったのか忘れてしまったので、ファンタジー小説の話をしようとおもいます。ファンタジーで面白い作品を探すのは大変です。そして探す努力をしないので、滅多に読みません。ですが、よくできたファンタジーの世界観はなにものにもかえられないおもしろみをもっています。
今日はアマゾンの引用ツールがすごく重いです。そしてファンタジー小説の話題を通して私が言いたい事などとくにないと気づきはじめました。もういいや。もういいじゃん、俺が犯人だよ。犯人は俺だ。
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はい、時期的に今さら感、あるいは「1Q84」ブームに乗ったような選択ですが、新作はまだ読んでません。そういうわけで今日はハードボイルドの話しをします。
私にとってハードボイルドはかなり複雑な読み心地をうけるジャンルで、純粋に楽しむのが不可能なものの一つであります。たとえていえば、北斗の拳みたいなものです。その時代感およびパロディやギャグタッチの引用に晒され過ぎた印象が強すぎるジャンルは、もはや素朴に楽しむ事が不可能なのが現代という時代なのです。ですが、北斗の拳はさておき、ハードボイルドの名作は、純粋な面白さも持ち合わせております。それがいっそう複雑なのです。
エンターテインメント小説で私が好きなジャンルは、ノワール>モダンホラー>アクション>ハードボイルド>本格推理、という順です。こうして並べてみると、右になるほど制約が強い形式である事が自覚できました。また右になるほどあまり読まないので、あまり断言できませんが、古典というか、手垢のついた感があるような気がします。名探偵コナンは設定があたらしかったですが、内容は牧歌的ですらあります。
いってしまえば、形式的なみりょくを脱して、ちゃんとおもしろくするのがむずかしいジャンルだといえるかもしれません。私がこころから感服した本格推理ものは、いかの二作です。
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たいへん面白かったのですが、ぎゃくに最上のものをみてしまった感があり、謎解きはもういいや、と思ったものでもあります。なので本格ものはほとんど読まなくなってしまいました。
が、はーどぼいるどは若干読む事もあります。
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これは、ウィットに富んだ会話をするタフな私立探偵が主人公という、直球のハードボイルですが、ストーリーが凄い。一応犯人といえる人はいますが、決して当てられないでしょう。
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細かい内容は忘れてしまったが、ラストがおそろしい話。
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中学生のとき、先輩に借りた本。今思えば、LAコンフィデンシャルも、羊たちの沈黙も、これも、中学生にはむかない。理解できないと思う。
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至上最長老の探偵小説といわれている。今日のラインナップの中では一番ほのぼの系。
この記事を書いているうちに、最初になにを言いたかったのか忘れてしまったので、ファンタジー小説の話をしようとおもいます。ファンタジーで面白い作品を探すのは大変です。そして探す努力をしないので、滅多に読みません。ですが、よくできたファンタジーの世界観はなにものにもかえられないおもしろみをもっています。
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今日はアマゾンの引用ツールがすごく重いです。そしてファンタジー小説の話題を通して私が言いたい事などとくにないと気づきはじめました。もういいや。もういいじゃん、俺が犯人だよ。犯人は俺だ。