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生きる上では気なるところだが

薬局で栄養ドリンクを買った時のおまけにもらった、ロイフェルビ温、というものを使ってみた。温湿布みたいなものだ。腰痛にいいかと思ったが、あまり効果が実感できなかった。

そろそろ寒いし、腰痛と、左膝の爆弾が気になる。左膝の爆弾はいままでで二回爆発し、二回目は陸上部を引退するはめになった。トレーニングをきつくするといつもここから痛みだす。

しかしそれ以外のパーツは、おおむね健康といえる。最近は、以前ほど限界を感じなくなった。
この間、貫井坂を自転車で上っていた(かなり急な坂)。その際、自転車を押して通っているおばちゃんを抜いた瞬間「若いっていいねえ」と言われたのだった。
そう、俺たちは若い。
20歳を越えるとだんだん「生物的な限界」を感じだし、それは日に日に加速していくようにも思えたが、最近はむしろ失った何かを若干回復した気がする。

という状況に便乗し、さらなる健康をと思い、煙草の本数を減らす努力をし始めた。禁煙ではない。禁煙は無理だし、おそらく強い動機があればあるいは可能かもしれないが、煙草があった方が幸せな人生だってあるんだ。

これは嗜好品ではあるが、本数が増えすぎるとありがたみがなくなるところが問題なのである。書き物をしている最中など、それこそチェーンスモーキングになる。そういうときの煙草は、あまりおいしくない。下手をすると、煙いし不快ですらある。それなのになぜ吸うかというと、癖であり依存であるから。これでは意味がない。喉も不必要なまでに痛める。

感覚をあけた方が一本一本はうまく感じられる。吸える状況で我慢をするのはすこし辛いが、トータルで得られる幸福は増える。消費量も減る。健康にもいい。条件さえそろえば少女にだってなれるだろう。だからカートンで買うのはやめて、一箱一箱に名前をつける。口をつける前に愛の言葉をささやく。そして彼女は燃え上がる。ハードボイルド。

と言う感じで、今のところ一日一箱に減った。目標としては、酒を飲まない日は半箱くらいで収まるようにしたい。

ちなみに煙草を吸わない人は、もし興味があっても、吸わないほうがいいと思う。
すこし割にあわないものだから。


そんなこんなで、秋だ。いや、冬か。

服などはもう何年も買ったことがないが、最近靴を買おうか、すこし考えている。今のスニーカーは古くなってきたし、コートを着ている時は合わない。

だが、靴を選んで買うことに、あまりいい思い出がない。
お気に入りの靴は悲劇的経緯で駄目になる。

一つ目は大学二年の頃だ。私はその時の靴を気に入っていた。その頃は彫塑の実技をやっていた。木彫である。モデルはヤギだった。ヤギや羊が放されているエリアに入ってスケッチをとり、アトリエにもどって丸太を彫る。それを繰り返しているうち、私の靴はヤギや羊の糞まみれになった。

そしてその靴は、母親に勝手に捨てられた。まあ糞まみれの靴が玄関にあるのは許しがたいでしょうねえ、わかるけど。

二つ目は去年の正月、二年近く前のこと。これは気に入っている上に、すこしいいやつだった。正月は友人と悪ノリの限りを尽くすのがここ数年の習慣であり、この年は一升瓶を持って鎌倉は源氏山を登った。今思うとかなり危険な行為だったが、実際に危険だった。私は飲み過ぎで記憶を失い、気がついたらとんでもない獣道にいた。そのとき、持っていたカメラのキャップや一升瓶はどこかに消えており、靴はびりびりに破れていた。
死ぬ可能性もすくなからずあったが(我に返ったときの道も、すぐ横は崖だった)、そういうときは決して死なず、悲しい思いだけが残るものだ。ハードボイルド。

酒で記憶が飛び、我に返るという体験は、はなはだ不気味なものだ。言ってみれば「目が覚めたら、すでに自分は起きていた」みたいな。わかるだろうか。

健康について書こうとしたら、不健康なことばかりになってしまった。



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金城孝祐

Author:金城孝祐
劇団無敵の作・演出家。油絵も描いてる。

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