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ファンタジーな夢

なぜか学芸大学の演劇部に参加していた。音楽作曲を受け持っていたと思う。
その公演は長い制作時間をかけた、ひとつの節目となるような公演であり、これで引退する人も多数いたようだ。
劇場ではなく大きな日本家屋であり、舞台は畳の和室、奥はふすまで仕切られており、開けば奥の間も見えた。
準備は滞りなく進み、本番全日のゲネプロ中だった。と、閉じたふすまの奥で、役者が正座したままの姿勢で斜め後に跳び、ふすまを突き破って舞台前に躍り出た。いわく「このギャグをやる絶好の機会だから、やらずにはいられなかった」という。しかし演出が怒り、「こんな事故が起こりうるようでは、公演は中止するしかない」と言った。皆意気消沈し、泣く者もいた。舞台(屋内)から一度庭に出て、裏の方に回り込むと、喫煙所に使われている廃材置きスペースがあり、そこで役者やスタッフの何人かが悲しみに暮れていた。私は彼らほどこの公演に深入りしていなかったが、彼らが去り、一人になると、目に涙が浮かんだ。これではあまりに報われない、と思った。舞台に戻るとすでにバラシが始まっており、パネルに縄をくくりつけ、引き倒していた。全てのパネルがいっぺんにバタンと倒れた。
ここで風景がドット絵になり、エンディングのスタッフロールが流れつつ、廃材置き場にファイナルファンタジー6のエドガーとマッシュが出てきて、「運命のコイン」の場面を演じ始める。そのエンディングは、私と演出さんが合同で制作したもののようである。「運命のコイン」の場面は私が制作したもので、版権もの、というか丸パクリしているので、演出がまた文句を言うのではないかと内心ひやひやしていたが、問題なくエンディングは進んだ。やがて演出みずから作った場面。日本家屋は空に浮き上がり、爆発し始める。「速く脱出するんだ!」と、みんなは走る。そして、飛ぶ家屋に着艦されている飛空艇にみな乗り込み、船側に取り付けられている風船(おもり。風船なのにおもりとはこれいかに)を取払い、発進した。しかし私は乗り遅れ、爆発する日本家屋に取り残される。しかし、飛空艇から放たれた風船で唯一浮くものがあった。それはリュックのように背負う装着具をそなえていた。私は日本家屋からジャンプし、その風船を捕まえて背負った。こうして危機一髪で助かり、私は風船で浮きながら、玉川上水沿いを立川方面へと飛んでいった。ここでドット絵から普通に戻る。
風船の浮力は安定せず、しだいに高度を下げ、やがて着地した。私はこの先にあるアジトへと帰らなければならないが、その行く手を「火を吐く虎」が阻んでいるという。歩いて進んでいると、やがてたしかに虎がいたのだが、火は吐いていない。「あなたは火を吐く虎か?」と聞くと、「最近はなんかそういう気力がない」と答えた。近くで子供が枯れ葉を集めて焼き芋をやっていたので、火をすこしもらう。
そんなこんなで虎とともにアジトへ到着したが、虎いわく「アジトが変態に狙われている」とのこと。後を見ると、ほぼ全裸の変態がダッシュでこちらに向かってきている。「あれは、ジェイムズ・エルロイだ!」私は言って、虎とともにアジトに駆け込んだ。変態の狙いは食料庫だと分かっていたので、そこに急いだ。その部屋は二階にあり、出入り口のドアは、閉じていれば変態には見えない仕様になっていた。私と虎が滑り込むように部屋に入ると、変態は入り口が分からなくなり、窓の外からへばりついてこちらを眺めるばかりとなった。私はその部屋にある大きな木箱を開けた。中には粟のような穀物が入っている。「こいつを奪われてはいけない」と虎が言ったが、もはや彼は虎ではなく、映画「L.A.コンフィデンシャル」のラッセル・クロウになっていた。ふと窓を見ると、変態の姿はなくなっていて、建物内から悲鳴が聞こえた。その建物はすでにアジトから公民館へと変化しており、市の職員が襲われたようだった。ラッセル・クロウは私にモーゼルC96を手渡し、私はそれを構えながら食料庫を出た。市の職員も拳銃で武装し、変態を捜索していた。ラッセル・クロウが「屋内では不利だから、荷物をロッカーに預けて外に出よう」と言った。そして二人でロッカールームへと走ったのだが、後から気配がする。振り向くと、ジェイムズ・エルロイが猛スピードで我々を追ってきているのだ。私は恐怖し、ロッカールームに走り込むと、財布を開いて百円玉を探した。しかし、こんな時にかぎって百円玉がないのである。畜生、と悪態をついていると、エルロイはすでに隣に折り、こちらをじっと見ている。しまった、と私は思ったが、彼はさりげなく百円玉を取り出して、私によこした。「なんだ、意外といい奴じゃないか」と私は思い、荷物を入れて鍵をしめようとした。その鍵は、食パンの袋を閉じるアレみたいな薄いプラスチックのものでできており、それをうまく絡ませてから鍵を抜くとロックされる。しかし私は要領をえず、もたもたと手際悪くそれをいじくっていた。するとエルロイが突然キレた。「ああもう! 俺は鍵を閉めるのが苦手でもたもたしている人を見ると異常に興奮してしまう病気なんだ! そんな俺の前でそんな風にするのは拷問だ! お前を襲いたい!」

そこで目が覚めた。


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金城孝祐

Author:金城孝祐
劇団無敵の作・演出家。油絵も描いてる。

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