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禁断の粉

 活性白土が先日手に入ったのだった。

 これは油の色素を吸着するという魔法の粉で、昔からぜひ試してみたかったのだが、取り扱っている薬局を見つけられなかった。結局業者から25キロ袋で買うことに。一生活性白土には困らないね!

 さて、アンチポピーオイルであるわたくしにとって、リンシードをいかに脱色するかは死活問題であり、これまでも粉による吸着は炭酸カルシウムやブランフィクスなど、いろいろ試してはみた、が、効果はないにひとしいものであった。ので、今日はじめて活性白土のテストをしてみる。

 しかし、どうも手元に生のリンシード油がない。ううむ。
 苦し紛れにブラックオイルでちょっとやってみる。
 失敗。色変らず。
 これはまあ、どうなんでしょうね。鉛白の成れの果ての色だから吸えないのだろうか?
 と言う感じで、がっかりというか、先行き不安な感じになりつつも、気を取り直して画溶液という発想を捨て、エクストラバージンオリーブオイルでやってみる。

haku1.gif

 安物で、多分精製が雑なのか色が濃い。
 お隣さんが魔法の粉です。

haku2.gif


 まぜまぜの刑に処す。

 数時間放置して沈殿を待つ。

 結果。

 haku3.gif


!?

 水……

 ポピーオイルより澄明になっておられる……一体何が起こったんだ……

 何年も油をいじくっていたが、三本の指に入る感動の瞬間だった。錬金術レベルだね。
 よし、というわけで、本命の苛性ソーダで洗った手作りオイルに粉をぶち込んでまぜまぜしながらパンツ一丁になって踊っていると、ピンポンが鳴って宅配来る。昨日アマゾンで買った本がもう届いた。汗一つかかずお買い物。これも錬金術。


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 プレミア価格になってやんの。錬金術だな。昨日は紙を切り、今日は油をいじり、絵もちろっと描いた。絵は売約済みなので、錬金術的である。賢者の石があるんだったら、『ドジっ子の石』とかがあってもいいんじゃないかな。いつもうっかりこけちゃうのね。でもその様子がちょっと微笑ましくって、周りの皆の心に癒しが生まれるの。それって錬金じゃない? 錬ってるね〜ドジ子ちゃん錬ってるよ〜とか言っていじりだす奴がでてきて、「からかわないでくださいようっ!」「あっはっはっ、おいついてごらん」みたいな追いかけっこに。で、走ったもんだからいっそう大きく転んじゃって、勢いでスカートがめくれて中が見えちゃった、すると周りの男性諸君は総錬金術状態…………俺は一体何を書いているんだ?

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金城孝祐

Author:金城孝祐
劇団無敵の作・演出家。油絵も描いてる。

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